上げ膳・据え膳カヌー in サンビレッジ曽爾〜青蓮寺湖
March 2005
久しぶりの連休を利用して、今年初カヌーを愉しもうと言う事に。何せMyカヌーGET以来、2回目のカヌー出動であるので自分たちの身の丈にあった場所がいいだろうと、進水式を行った青蓮寺湖に決定。青蓮寺湖へのアクセスを考慮して、ベースキャンプはサンビレッジ曽爾とした。ここからならコーディー同乗モードで山道を走っても、カヌー遊びのポイントまで20分もあれば十分。そして今回は、スペシャルゲストが!WEBを通じて知り合い、この青蓮寺湖を紹介していただいたtahoeさんと息子さんのyuui君とご一緒させて頂くことになった。緊張と若干の不安を胸に、まずはベースキャンプのサンビレッジ曽爾へと車を走らせた。
コーディーも車に乗ってお出かけすると楽しい事が待っていると判って来たのか、ドアを開けると自ら進んで車内へと。走行中も、とってもおとなしい。アストロに乗り換えてからコーディーの車内住環境は、快適性・安心度で格段の進歩を遂げたようだ。途中2回の休憩を挟んで、目的地のサンビレッジ曽爾へと到着。このキャンプ場はテントサイトが段々畑のように3段に別れていて、ワンコOKサイトは一番下のテントサイト。テニスコートが横にあって静かな自然を求めるキャンパーには向かないだろうけど、近くには曽爾高原や赤目四十八滝などのお出かけスポットが多くベースキャンプとしては便利。
早速マルシャルを張り、夕食の準備に。今回初めて、マルシャルに張り綱をペグダウンしてみた。すると、ピンと満足な張り具合に。このほんのほんの気まぐれな張り綱のペグダウンが、後々思いもよらない効力を発揮するとはこの時は思いもしなかった。いつものように、じろじろに火を熾して貰って、ディナーを愉しむ。火を囲みながらの食事は、晩御飯をディナーに昇華させる効果があるように思う。ただの鶏肉を焼いて食べるだけなんだけど、全然違う!明日のカヌーに備えて、早めにテントの中へ。食後のコーヒータイム。去年の極寒キャンプで痛い目にあったので、今回は秘密兵器を持参した。
バーラーと言うイギリスの古いストーブで、アンティークなデザインがマルシャルとよくあいそうなお気に入り。オールコットンテントのお陰で、テント内にストーブを置いてのコーヒータイム。なかなか良い!でも、このストーブいわゆる対流型なのでテントの上部は暖かい空気で一杯だが、下の方は温まるまで時間がかかる。反射型の方がダイレクトに暖かさを享受できる。再考の余地ありってとこでしょうか。その晩はとっても冷え込んで、翌朝外に出てみると霜が降りていた。ストーブと言う秘密兵器を持ち込んではいたが、下からの冷えに対する対策を怠っていた。コット+毛布+シュラフの組み合わせにも関わらず、やっぱり寒かった。山の冷え込みを甘く見すぎていたようで、今晩は早急に対策が必要とみんなの意見が一致した。寒さ対策緊急会議をしながら、簡単に朝食を済ませる。そう、今日こそ今回のメインイベントである、今年初カヌー&tahoeさんとのご対面の日である。我が家の真っ赤なキャンパーをカートップして、はやる気持ちを抑えながら青蓮寺湖へとアストロを走らせた。不安と期待の入り混じった、わくわくドライブ。ほんの20分ほどで、青蓮寺湖のポイントに到着。
tahoeさんとyuuji君はすでに到着されており、ファルトの組み立てや準備作業をされていた。早速挨拶を・・・、不安と緊張が、瞬時に消え去った。想像していた通りの方だった。愉しい一日になりそうだ!tahoeさんとのおしゃべりを早々に切り上げ、我が家も準備に取り掛かる。といっても、カヌーを下ろしてライフジャケットを着るだけだけど・・・。我が家のキャンパーにじろじろ+コーディー+僕が、tahoeさんのMAD RIVER tahoeにMamaがお世話になりyuuji君はファルトに乗って、青蓮寺湖へと漕ぎ出した。最初はコーディーも慣れずに動き回り緊張が走ったが、しばらくすると落ち着いて快適、快適!やっぱり、気持ちいい!
気持ちいい!  photo by tahoeさん

tahoeさんとMama
上流へと漕ぎ上がり堰を越えた所で、上陸して小休止。再びtahoeさんとの、トークタイム。仕事のこと、家族のこと、外遊びのこと、カヌーのこと、いろんなことについて話をした。とっても興味深い話だったし、tahoeさんのことを今まで以上に知ることが出来たし、僕のことも少しは知って頂けた・・・かな?話は尽きることが無かったけれど、ランチポイントを探しにそろそろ出発の時間となった。後半戦は、キャンパーにMamaとじろじろが乗り、tahoeさん親子がMAD RIVER tahoeに、僕はファルトに初挑戦させていただいた。ちょうどいいランチポイントをtahoeさんが見つけて、そこに上陸することにしたが・・・

Mama、初めてのスターンに挑戦!

ゆったり、まったり・・・
初めてスターンマンを務めるMamaが、どうも思い通りにキャンパーを操ることが出来ないで悪戦苦闘している。同じところをぐるぐる回ったり、岸壁に激突しては何とか脱出し今度は反対側の岸壁にという超ジグザグ運転。途中釣り人の浮きの方へと近づいてしまいキッツイお叱りを受けたが、tahoeさんとファルトの僕とでフォローして何とか目的のポイントへとたどり着けた。お疲れさまでした、ふ〜。そういえば車に酔わなかったコーディーが、ポイントに着く寸前にキャンパーの中でもどした。よっぽど、揺れたんでしょうね・・・。辛かったでしょうね・・・。ごめんね、コーディー・・・。
さて、気を取り直してランチの準備。

tahoeさん&yuuji君 

そうそう、その調子!  photo by tahoeさん
事前の打ち合わせで、tahoeさんがランチ担当、Mamaがデザート担当となっていた。でも、明らかにtahoeさんの方に、負荷がかかり過ぎていた。ランチのメニューはお手製のピイッツア。今回残念ながら不参加の奥さんが、大変な時間と手間をかけて準備してくださった具を、これまた手間をかけて用意してくださった生地を広げてトッピングして行く。それをカヌーに積んで持ってきてくれたダッチオーブンで焼いてゆく。生地を発酵させるのにもう少し時間が必要と言う事で、その間にダッチオーブンに水を張って手際よくパスタを茹でてくれた。そして、ワインを抜いて乾杯!最高のランチを、用意してもらって感謝、感激!

おっとっと・・・  photo by tahoeさん

ランチポイントへ到着
まさに上げ膳・据え膳で、お世話になりっぱなし。おいしいパスタにピッツアをご馳走になり、最高のランチだった。tahoeさん、何から何までありがとう御座いました。本当に、感謝です。晴れの天気予報だったのに、どういう訳か雨がポツリと落ちてきた。風が出てくると初心者パドラーにとっては厄介なことになるので、早々に片づけをしてスタートポイントを目指すことに。無事、スタートポイントに戻りカヌーをカートップして、名残惜しいけれどここでtahoeさんたちとお別れ。再会を誓い合って、サンビレッジ曽爾へと向かう。そうそう初のスターンマンで苦労の連続だったMamaだけど、「もうカヌーは乗らない」って言い出すかと思いきや、「ちゃんと特訓して、リベンジよ!Papa付き合ってね!練習するから、付き合ってね!」どうやらMamaの負けん気魂に火がついたようで、燃え燃え状態。ちょうどいい機会だから、2人で基本を特訓するか。キャンパーを買ったショップには特設プールがあって、「いつでも教えますんできて下さい。」って担当のスタッフも言ってたしな・・・。カヌーの魅力の一端が、判りかけた様な1日だった。がんばって、川でカヌーを楽しめるように早くないたいな。
photo by tahoeさん

photo by tahoeさん

またご一緒しましょうね  photo by tahoeさん

見つめ合う、ふたり・・・
キャンプ場に戻って最初の作業はといえば、今夜の寒さ対策。残り少ない灯油と暖房関係グッズの調達が、我が家の最優先課題(笑)。管理棟で相談してみると、石油ストーブのレンタルをしているので灯油を分けてあげると快い返事を頂いた。暖房グッズとしては、1人1枚ずつ毛布を借りる事にした。レンタル料の支払いをしたが、なんと灯油は格安の原価だった。感謝、感謝。サイトに戻って夕食の準備に。といっても今夜のディナーはMamaが家で調理して凍らせておいたリゾットなので、火を熾してダッチオーブンへ放り込めば完了!後は、適当に煮込むだけ。そこで、その時間を利用して男チームと女チームに分かれて、温まりにいくことに。実はこのキャンプ場には、それほど大きくは無いがお風呂がある。バスタイムと、しゃれ込むことにする。少し早めにランチの準備にかかっていたので、我が家のバスタイム=他の人のランチ準備タイムと言う事で、貸しきり状態で温まってきた。Mamaに聞くと、女風呂も貸しきり状態だったそうだ。お風呂で温まったところで、リゾットを食べて温まった。極楽極楽!さー、今回のもうひとつの目玉シアターにっしゃんのオープン!
友人からキャンプでの楽しみ方を聞いて、真似をさせてもらうことに。DVDプレーヤーを買って、マルシャルの中で楽しもうという、もくろみである。ポップコーンは無かったけれど、せんべいとコーヒーを用意して上映を待つ。本日の上映作品は、じろじろのリクエストにより「シュレック2」 周りに迷惑にならないようにボリュームに細心の注意を払い上映開始。浜ちゃんの吹き替えに若干の違和感を感じながらも、あっという間にエンドロール。ふと横を見ると、Mamaもじろじろも頭がカクンと落ちてチェアーに座ったままで眠り込んでいる。キャンプ場でDVDなんて邪道かも知れないが、我が家にはこんな楽しみ方もありかなって思った。
シアターにっしゃん、大好評!
とっても愉しい、キャンプ&カヌーだった。tahoeさんと息子さんのyuuji君にはお世話になりっぱなし。この借りは必ず何かで、お返しをしなければ。初めてお会いするときは若干の不安と緊張があったけれど、一度話をしてみると何年も前からの親しい友人のような気がしてくるから不思議。これもカヌーがもたらしてくれた出会いだと思うと、これからが楽しみでならない。どんな人に、出会えるのだろう?どんな出会いが、待っているのだろう?

実は今回はにーおーが、登場していない。ちょうどにーおーはこの時、卒業&入学おめでとう旅行にうちのババ(我が家では親しみを込めておばあちゃんのことを、こう呼んでいる)と出かけていて不在だった。えっ、行き先?孫とばあちゃん2人でどこへ?
フィンランドへ、オーロラを見に行っていたんです。犬ぞりレースも体験したそうです。おんなじ寒い体験するんだったら、フィンランドで「お〜、さむ〜!」って叫んでみたいもんです。

PS.今回初めて気まぐれでマルシャルに張り綱をペグダウンしたが、2日目が風雨共に強い嵐のような夜となった。周りのサイトでは、タープを飛ばされて慌てたり、チェアーやテーブルを急いで片付けたりとあわただしい雰囲気。でもたまたま張り綱をペグダウンしていたお陰で、びくともしなかった。かなりきつい風だったので、もし張り綱をペグダウンしていなかったらと思うと、ちょっと恐ろしい・・・。

帰りの車窓から青蓮寺湖を眺める  phote by じろじろ
2005/3/19〜21