マルシャル初張り! in 自然の森ファミリーオートキャンプ場 
June 2004
3月にはじめて出会って、ひとめ惚れ、恋心は募る一方…。でも、その娘はちょっとやそっとじゃ落とせない。なおさら募る恋心!方々手をつくして、やっとこっちに振り向かせ、そしてついにボクのものに!待ちに待った初デートの日がやってきた。
彼女の名前は、マルシャル。フランス娘の彼女とは、永い付き合いになりそうだ…。
初めてオールコットンテントの存在を知ったその日に、僕は虜になってしまった。いつもなら、僕の浪費癖を警戒して止めに入るMamaまでもがひとめ惚れ。そして、少し冷却期間をおいて再会した時も初対面の時の感動が薄れるどころかますます惚れ込んでしまった。マルシャル…フランスのテントメーカーが作るオールコットンテント。しかし、すでに日本への輸入は打ち切られていて、入手は不可能に近いという事。キャンプ場でひょんなことから知り合ったマルシャルオーナーの方々からお話を伺うと、個人輸入された方がおられるらしい。色々情報を頂き、個人輸入業者とコンタクト。非常に丁寧に応対して頂き、何の不安もなく発注。もちろん先輩マルシャルオーナーで自力で個人輸入業者を探しマルシャルの個人輸入に成功されたガクちゃんが、前例を作ってくれていたからスムーズに取引が出来た事は言うまでも無い。ガクちゃんに、感謝である。5月上旬、無事我が家にやって来た。しかし、都合がなかなかつかず1ヶ月後の今日、やっとマルシャル初張りの日を迎えることが出来た。
マルシャル先輩オーナーのせんちゃんに、キャンプ場までの近道(渋滞迂回路)を事前に教わっていたので、今回はそのルートでのアプローチ。ところが、曲がるポイントを一箇所間違えて道に迷ってしまった。いつもなら車内は険悪なムードに包まれるところマルシャルのおかげで、「ちょっと遅くなるけど、いいよね?初張りを手伝ってくださる先輩オーナーには悪いけど。」ってな会話が飛び出すくらい。予定より少し遅れて、自然の森ファミリーオートキャンプ場に到着!サイトに着くと、先輩オーナーたちが、ぞろぞろと集まってきてくれた。
「こんにちは!今日はお世話になります。」という挨拶もそこそこに、「どんなん?早よ〜、出してみ〜。」と、温かいお言葉!リクエストにお答えし、マルシャルデビュー!「お〜、本体はこんな袋に入ってんのか。」「ポールが綺麗な〜!光ってんで!」(一応、新品ですから…)ふと気がつくと、先輩オーナーたちが、ポールを出して「これは、ここやな。」「長さの同じもんを、揃えてっと…」「ここに、これをはめて…」てな具合に、どんどんフレームが組みあがっていきます。あの〜、オーナーの私は何をすればいいのでしょうか?お手伝いもすることなく、じっと見ているだけでした…。
次第に組みあがって行くうちに、大問題発生!フランスからの輸送に耐え切れず、ポールのひとつが差込口がへしゃげていた!これといった工具を持ち合わせていなかったので、車に搭載されているバールを持ち出して何とかしようと思うと、「車の中に工具箱あるから持ってきて!」っと、神さん。誰かが、すぐに車から工具箱を持ってきてくれて、神さんとつるパパによるフレーム修理が始まった。「あの〜、何か手伝える事は…」っと声を掛けれるような雰囲気ではなく、2人の職人による修理が続いた。数分後、見事修理完了!本当に、有難う御座いました!でも、完璧な修理でしたね。

職人その@ 神さん

職人そのA つるパパ

絶妙なコンビネーション!
神さん、つるパパのお陰で問題も解決しいよいよオールコットンの本体をフレームの上に掛けて行く。今度こそは何かお手伝いをと張り切っていると「こっち側が、前やな。」「そうみたいやね。このタイプは出窓があるから、これでえ〜よね?」「そうそう、えーっと今度はこち側を広げって…」っと、またもや出る幕無し。あのー、一応初心者オーナーなんですけど…。張り方の順番なんか、覚えたいんですけど…。お手伝いしてもらって本当に勝手なんですが、皆さんとても楽しそうで生き生きされていてそんな素敵な仲間(勝手にそう思い込んでます!)を、見ているのがとても嬉しかった。
きっと、孫が出来たらこんな気分になるんだろう。かわいい孫のためにいっぱい服を買い込んで、いっぱいおもちゃも買ってきて、お菓子だって負けないくらい買いこんで…。で、友人知人・親戚縁者みんなで孫を猫可愛がり!そんな風景を親が目を細めて少しはなれて見つめている…。今日のマルシャルは皆さんに猫可愛がりして貰って、幸せ者だ。そんな、時を一緒に過ごせた私たちも幸せ者だ。愛情をいっぱい注いで貰った、マルシャルとこれから何処へ行こうか?夏は川沿いのあそこへ行って、冬場もへっちゃらだから雪のあるところもいいな〜。思いは、尽きる事が無い。
え〜っと、これをそっちにやって…

こっちが、前やんな?

お〜、なかなかええやん。
実は今日まで、楽しみと不安が入り混じった気持ちでいっぱいだった。本当にイメージしている大きさだろうか?色はどうだろう、イメージよりもきつくはないだろうか?おいそれと買い換えられるものではないだけに、GETした喜びと同じくらい不安が付きまとった。小物も色々買い揃えたかったが、全体の色目やイメージを見てからにしようとMamaとはやる気持ちを押さえていた。
全く、要らぬ心配だった。思っていたよりも、いい色目だった。フランス人の感覚がなければ持って来ないような配色には、Mama共々、脱帽である!先輩たちの域にはほど遠いが、これから少しずつ自分達流を作っていきたい。

いつ見ても、素敵な神さんサイト

こちらはベッカム&キャサリンサイト
夜中から、雨が降ってきた。雨音でMamaと目を覚ました。コーディーが、雨ざらしだ!慌てて、コーディーをテントの前室に迎え入れた。朝、私目が覚めるまで、コーディーはおとなしくテントの内側で伏せていた。コーディーにとっても、マルシャルは心地良いのだろうか?不思議とそんな風に感じられた。雨に濡れたテントだが、幸い雨も午前中に上がりお昼過ぎにはすっかり乾いていた。オールコットンなので乾くのに時間がかかると思っていたが、間違った認識だった。撤収は、キャンプ場の「山のおじさん」にお手伝いいただき、収納方法を教えて貰った。心強い助っ人だ。

雨の朝、テントの中から

コーディも、快適




多くの先輩マルシャルオーナーにお手伝いいただき、無事初張りキャンプを終える事が出来た。今までで、一番快適で思い出深いキャンプとなった。このテントとの出会いを、大切にしたい。このキャンプ場との出会いを、大切にしたい。そして、素敵な仲間との出会いを、大切にしたい。
Special thanks to 
ベッカム&キャサリン、せんちゃん、ガクちゃん、つるパパ、山のおじさん and 神さん!
2004/6/5〜6